【全部で3つある】建物の高さ制限 ~①道路高さ制限~

こんにちは。
恵比寿不動産の石井です。

建物の屋根って

↑勾配がついてるのがほとんどです。
なぜだか知っていますか?

・屋根に雨水がたまらないようにするため
・雪が積もらないようにするため
っていうことはイメージできると思います。

その他に
建物の高さには、
建築基準法で制限が定められているからです。

この高さの制限を計算するときに
距離にある決まった数値をかけて算出すので
屋根が勾配になるのです。

 

建物の高さ制限は3種類あります。
①道路高さ制限
②隣地高さ制限
③北側高さ制限

今回は「道路高さ制限」について解説していきます。
(※緩和規定は除きます。)

・道路高さ制限とは何か知りたい人
・基本的な計算方法が知りたい人
・屋根が勾配になる理由が知りたい人

道路高さ制限とは?

敷地の反対側の道路境界線からの距離によって、建てることができる建物の高さが決まってきます。

根拠は、建築基準法第56条第1項第一号です。

建築物の各部分の高さは、次に揚げるもの以下としなければならない。

一 別表第3(い)及び(ろ)に揚げる地域、地区又は区域並びに容積率の限度に応じ、前面道路の反対側の境界線からの水平距離が同表(は)欄に揚げる距離以下の範囲内において、当該部分から前面道路の反対側の境界線までの水平距離に、同表(に)欄に揚げる数値を乗じて得たもの。

簡単にいうと

「前面道路の反対側の境界線からの水平距離L」×同表(に)欄に揚げる数値」建物の各部分の高さ

この式を満たせばいいのです。

同表(に)欄に揚げる数値とは、次のようになります。

住居系の用途地域 1.25
住居系以外の用途地域 1.5

 

用途地域についてはこちらをどうぞ

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つまり
×1.25又は1.5≦高さ になればいいのです。

たったこれだけです。

図にするとこんな感じです。

例えば、

点Aについて
・L=4m
・掛ける数値は、1,25(住居系の用途地域の場合)よって
4m×1.25=5m≦H

つまり
点Aは、5m以下であればOK!

 

点Bについて
・L=9m
・掛ける数値は、1.25(住居系の用途地域の場合)よって
9m×1.25=11.25m≦H

つまり
点Bは、11.25m以下であればOK!

となるのです。

ここまでくれば
屋根が勾配になる理由わかりますよね?

距離L決まった数値(1.25又は1.5)を掛けるので勾配になるのです。
右上の図でも勾配になっているでしょう!

さいごに

道路高さ制限は

距離L×決まった数値(1.25または1.5)≦高さ

この式↑で計算することができます。

この式を満たすために
屋根が勾配になることが多いのです。

根拠が分かるとすっきりしましたね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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