【激レア資格】建築基準適合判定資格者とは?

  • 2019年6月7日
  • 2019年6月24日
  • 建築
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みなさんこの資格↑知ってますか?

こんにちは。恵比寿不動産です。(私どもは資格取得支援も行っておりますので今回は資格の説明です。)

知りませんよね。それが普通です。生活していて耳にすることはまずありません。

でもこの資格は、建築士では知らない人はいないとてもレアな国家資格なんです。

今回はこの資格について、わかりやすく説明していきたいと思います。

建築基準適合判定資格者とは?

一言でいうと、

       建築の法律の専門家です。

家を建てようとしたら、建築士が設計をしますよね。
そしたら建築基準適合判定資格者がこの設計は建築基準法に適合しているか否かの確認や検査をします。
そして適合していれば、確認済証や検査済証が発行されます。

つまり、建築基準適合判定資格者が建築計画の確認や検査をし、法に適合していると判断しないと建物は建てたり使用することができないのです。

設計者は建築基準適合判定資格者が「うん。大丈夫。法律に適合してるよ!」と言わないと仕事にならないので知らない建築士はいないのです。

ではどうやったらなれるのか?

一級建築士試験に合格したもので、役所の建築士指導課や民間の確認検査機関で2年以上の実務経験を積んだ後、建築基準適合判定資格者試験に合格しなければなりません。

つまり、一級建築士に合格し、法律の実務2年積み、さらに試験に合格しなければなりません。
これらを全てクリアするのは大変です。

ちなみに全国で人数は、

一級建築士 369,849人(平成30年4月1日現在)
建築基準適合判定資格者 16,405人(平成29年6月1日現在)
弁護士 40,066人(平成30年3月31日現在)

弁護士が40,066人に対して、建築基準適合判定資格者は、16,405人とはるかに少ないんです。

これもレア資格でる一因になっています。

試験はどんな感じ?

ここまで読んでくださった方は、どんな試験なのか気になりますよね。簡単に説明しておきます。

毎年8月下旬(一級建築士学科試験の約一か月後)の金曜日。←普通資格試験って日曜日に実施されますが、この資格は金曜日に行われます。

午前中は考査A、午後に考査Bとなっています。法令集と告示は持ち込みことができます。

・考査A
五肢択一式です。17問を1時間25分で解きます。
難易度は、一級建築士の法規の試験よりも少しだけ手の込んだ問題になることが多いようです。

・考査B
図面と設計条件が与えられ、実際に法に適合してるか各問題に答えていきます。
実務でやっているのでそんなに内容は難しくないですが、解答用紙に書き込む文字の量が半端なく多いです。
根拠を文章で書き、さらに条文番号も書く。腱鞘炎になるくらい書きます。

過去問が国土交通省のホームページにあるので見てみたい方はこちらをクリックしてください。(問題だけで、解答はありません。)

まとめ

いかにレアで取得するのに大変な資格かがお分かりいただけたと思います。

恵比寿不動産にはこの資格を持ったものがおりますので、あなたの買いたい家が建築基準法に適合しているかチェックしています。
建築のことで困ったら恵比寿不動産までお気軽にご相談下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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